佐賀県の方言で、子どもを意味する言葉「こどん」から得たブランド名「CODON」。多良岳で美しく丁寧に育てられたヒノキをモチーフとしたアイコンです。ヒノキが林立する様と、諸富町のランドマークでもある国指定重要文化財、筑後川昇開橋のイメージを合わせて表現されています。太良町の良質なヒノキを主材とし、諸富家具の確かな技術力によって製作されるこども家具ブランド「CODON」が、人と人、人と物、佐賀県と世界を繋げる架け橋となることを願ってデザインされています。
日本の木と諸富家具の技術で子どもたちの学習環境を良くしたい
子どものころから木に触れて、木の気持ちよさを知ることは感性豊かな心の発達を促すといわれています。
良質な日本の木を使い、諸富家具の技術で丁寧に仕上げることで子どもの感受性を豊かにできる学習環境を提供したい。
それが私たちの願いです。
どうして「木」は子どもに良いの?
子どもの成長と木の良い関係
お話/福岡おもちゃ美術館 館長 石井今日子さん
木は他の素材に比べて熱が伝わりにくいという性質を持っているので、触れた時に体温が奪われにくく、人肌に近い温もりが感じられます。温度変化に敏感な乳幼児にとって木に触れることは感覚的に心地がよく、興味を妨げずに長い時間学習を続けられることにつながります。
木がぶつかり合う音は、木琴のようにまろやかでやさしい音がします。また、木の種類によって音が違うので、遊びを通じて様々な音を感じ取る経験が重ねられます。と、同時に、香りや色などの違いも感じ取ることができるので、五感がフルに刺激されます。
木はプラスチックなどの軽い素材とは違い、物体の体積に比例した“重さ”を感じる素材です。乳幼児が木の玩具で遊ぶ場合、持った時の感覚、そして、投げても遠くに飛んでいかないことから、自然とものの大きさと重さの関係性を理解できるようになります。
人は真っ白で何もない空間にいると無意識のうちにストレスが溜まってしまうといわれています。その逆で、不規則で豊かな表情を持つ木目模様は、人の心を落ち着かせます。そこに、木ならではの心地よい香りがプラスされることで、緊張感をほぐし、集中力が育まれます。
節が少なく色つやの美しい佐賀県太良町のヒノキを使用しています
CODONは佐賀県太良町のヒノキを主に使用しています。太良町の森の中にはあたたかな陽が木の根元まで差し込み、度重なる災害から人を守ってきました。そんな太良町のヒノキは、昔から継続的に行われてきた枝打ちにより、節目が少なく年輪が美しく整っているのが特徴です。また、時間をかけて水分を抜いていく天然乾燥にこだわり、木の本来の材質を崩さず、色つやと香りのよい高品質なヒノキ材に仕上げています。
佐賀から地球の未来を考える
「CODON」は”二酸化炭素ゼロ”
佐賀県太良町の山林を守ることで、発生した二酸化炭素を吸収する「カーボンオフセット済み」の商品です。
"二酸化炭素ゼロ"のしくみ
CODONは佐賀県太良町のヒノキを主材としています。子どもたちの世代も、その次の世代も地元の木材で家具がつくれるよう、脱炭素化を図っています。私たちは商品の脱炭素化を図るにあたって、まずは自社の前年度企業活動をもとにscope1とscope2 (※1)のCO2排出量を算出しました。そして、再生可能エネルギーへの転換など中長期的に検討を進めて削減努力を行います。さらに、「多良岳・有明海の森」間伐促進プロジェクトのオフセット・クレジット(J-VER)を購入することで、どうしても削減しきれないCO2排出量を埋め合わせています(※2)(上図参照)。なお、クレジットの購入代金は間伐促進プロジェクトの資金となり、さらなる森林の保全活動に繋がっています。このように、私たちは地元で排出したCO2を地元で吸収する地産地消型モデルを実現しています。
※1.Scope1は事業者自らによるCO2直接排出のこと(燃料の燃焼など)。Scope2は他社から供給された電気、熱・蒸気の仕様にう伴う間接排出のこと
※2.Scope1/Scope2の排出量を各商品の生産量(もしくは売上規模)で按分し算出
クレジット購入元 : SAGA COLLECTIVE (https://saga-collective.com)