レグナテックが作る一枚板のテーブルは原木の競りから始まります。市場へと足を運び長年の勘と目利きで最良の原木を選別し、競り落とします。活気溢れる市場は、プロフェッショナルな人々との様々な駆け引きやドラマを経て、私たちの元へやってきます。一期一会ならぬ一木一会。縁深い出会い、大地の恵みに敬意払い唯一無二の家具へと昇華させる約束を行うのです。
一般的に伐採した時の樹齢が板材になったあとの耐久年数だと言われています。そうした原木が私たちの確かな技術で家具となり、第二の人生を歩み出す最初のステップとなる、とても大切な出来事のひとつです。こうした幾重にも連なる木との出会いが私たちが作る一枚板のテーブルをより魅力的にし、さらにに強固な物にしていくのです。
一木一会を経て迎え入れた原木は、私たちが最も緊張する瞬間のひとつである、木取りという工程に入ります。割れや腐れ、その原木が持つ全体的な表情はこの木取りという工程で実際に切ってみるまで解りません。また、どう木取りをすれば最大限にこの原木の魅力が現れるのか、無駄が出ないのかを見極めて木が歩みだすストーリーを練り、木取りする。熟練の技を必要とする失敗が許されない大事な作業です。
木取りを終えた木材は約3年から5年ほど天日で雨風にさらしより強固なものにします。雨にも負けず風にも負けず雪にも、夏の暑さにも負けず、春の陽気に歌う。時間はかかりますが、その大切な時間も樹齢100年をも超える大木には第二の人生を迎える為の小休止のように感じているのかもしれません。
人の手の感覚は機械を超えます。手仕事でしか出せない風合いそれが故、素材の持ち味を十二分に活かすのが職人の誇り。機械化が進む昨今、あえて手仕事を残そうとするのは、手仕事でしか出せない木が本来持っている美しさを引き出させるからです。
ひとつひとつ違う素材だからこそ、ひとつひとつ心を込めて手仕事を大切にする。努力は母のごとし、鍛錬は父のごとし連続は血となり、継続は肉となる。丸太から仕入れる私たちにとって使う木材への愛情も一際。一枚一枚の天板をまるで赤子を取り上げるかのように丁寧に木取をし、職人の手によって新たな生命が吹き込まれていきます。我々の夢を乗せ何処かであなたと出会うのを待っています。
人と同じ様に木にも生命力があり、それぞれ歩んできたストーリーがあります。素直に育った部分、節の部分、その痕跡はしっかりと木目、形に表情として表れ、木の人生が表現されています。新たな木の人生に時間、歴史、思い出を刻み傷ひとつも味となり、あなたと同じだけ歳を重ねていきます。
私たちが大切に作り続けた一枚板のテーブルは天然木だからこそ生まれる生命力で、ご自宅、オフィスなど場所を問わずそこに自然を創り出してくれることでしょう。大自然の恵みを感じながら、人と物をいたわって暮らす丁寧な暮らしをご提案いたします。